外装材のサイディングとは?特徴や種類をご紹介!
2024/01/27
近年の住宅では、外装材としてサイディングがよく用いられています。
サイディングは従来の外壁材に比べてメリットが多く、コストパフォーマンスも高いため多くの住宅で取り入れられています。
また、サイディングには多くの種類があり、それぞれが異なるメリット・デメリットを持っています。
今回は、そんなサイディングについて、基本的な特徴や種類をご紹介します。
外装材選びでお悩みの方は、ぜひご覧ください。
□外装材サイディングの基本とその魅力
外壁材を取り付けるのに使われる方法の一つが「乾式工法」でサイデイングはこの工法で行います。
モルタルのような湿式工法ではなく、水分を含まない方法で作業を進めることで、施工がシンプルで工期が短縮され、結果的にコストが削減されます。
湿気や水分の影響を受けずに素早く作業が進むので、効率的で経済的な方法と言えます。
デザインのバリエーションも豊富で、タイル調、レンガ調、木目調など、多くの選択肢があり、外観のカスタマイズが可能です。
また、工場で生産される工業製品であるため、品質が安定しています。
さらに、モルタルに比べ、窯業系サイディングは重量が約半分、金属系は約10分の1で、建物への負担が少なく、耐震性が向上します。
施工方法としては、横張りが一般的ですが、金属系では縦張りを選んでシャープなイメージを実現する選択肢もありますよ。
□外装材サイディングの種類とそれぞれの特長
1:窯業系サイディング
窯業系サイディングは日本で最もよく使われる外壁材です。
これはセメントと繊維質を混ぜ、高温で焼いて製造されます。
その生産プロセスから、窯業系サイディングは火災や衝撃に強いという特性を持っています。
また、形成と焼成の過程でさまざまな形状に成形でき、レンガ風やタイル風など、デザインの幅が広いのもこのサイディングの大きな魅力です。
コスト面では初期投資が比較的低く抑えられるため、導入しやすいという利点もあります。
2:金属系サイディング
金属系サイディングは、その名の通りガルバリウム鋼板などの金属でできており、スタイリッシュかつ現代的な外観を提供します。
このサイディングは他の材質に比べて圧倒的に軽量で、建物の重量を軽減することで耐震性を向上させる効果が期待できます。
新築はもちろん、既存の外壁に重ねて張るカバー工法にも適しており、リノベーションやリフォームにも最適です。
金属系サイディングは特にモダンなデザインを好む場合や、縦張りを採用してシャープな印象を求める建築に最適です。
3:木質系サイディング
木質系サイディングは、自然な風合いと温もりを持つ木材を用いています。
他のサイディングと比較して価格は高めですが、木ならではの質感や経年変化を楽しめる点が魅力です。
防火面では他の材料に劣る面もありますが、適切な製品選定によっては準耐火構造にも対応可能です。
ただし、雨水による腐食を防ぐためには定期的な塗装が不可欠です。
焼板など表面を焼いた製品では、炭化層による保護効果で長期にわたるメンテナンスの手間が省ける場合もあります。
4:樹脂系サイディング
樹脂系サイディングは、塩化ビニル樹脂を主材料としており、日本ではまだ普及が進んでいないものの、アメリカやカナダでは非常に高いシェアを持っています。
このサイディングの大きな特徴は、湿気や雨による劣化が少ないことです。
樹脂は水をはじく性質を持つため、湿気の多い環境でも耐久性があります。
また、樹脂に色素が練り込まれているため、色剥がれの心配が少なく、見た目が長持ちします。
特に凍害や塩害のリスクが高い地域、例えば寒冷地や海沿いのエリアでは、その耐久性から高い人気を誇っています。
□まとめ
サイディングは、その施工の簡易さ、デザインの多様性、耐震性の向上などのメリットから、多くの建築物で選ばれています。
窯業系、金属系、木質系、樹脂系といった各種類のサイディングは、それぞれ独自の特徴と適用シーンを持っており、建築物の目的やデザインに応じて適切なものを選ぶことが重要です。
また、どの素材も長く使うためには定期的なメンテナンスが必要です。
塗り替えの際は外壁材に適した塗料の選定が必要ですので、弊社のような施工事例の豊富な塗装会社に相談するようにしましょう。
この記事が、サイディング選択の際の参考となり、より良い外装材の選択をサポートすることを願っています。
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