遮熱塗料の効果と種類ごとの持続期間を解説!
2024/06/07
エコ意識が高く、家の維持費を効率的に管理したいと考えている持ち家のオーナーもいらっしゃるのではないでしょうか。
長期的なコスト削減と環境への配慮を両立させたいというニーズにお応えする、遮熱塗料の効果と使用可能期間についてご紹介します。
遮熱塗料を導入することで、室温や電気代、屋根の劣化速度などに具体的にどのような影響があるのか、環境省のデータを基に明らかにしていきましょう。
また、塗料の種類ごとの耐用年数も解説します。
これらの情報を踏まえ、賢明な判断を下すことで、家計に与えるポジティブな影響を実感いただけるはずです。
ぜひ最後までご覧ください。
□遮熱塗料の具体的な効果
遮熱塗料の導入により、どの程度の効果が得られるのでしょうか。
ここでは環境省の実験結果を基に、室温、屋根表面温度、電気代の3つの観点から解説します。
参考データ:環境省環境技術実証事業 実証番号051-0968『サーモアイSi』
1:室温への影響
遮熱塗料を屋根に塗布することで、夏場の室温を1.8℃ほど抑制できることが明らかになっています。
体感温度では2.0℃の低下効果があり、快適性の向上にも貢献します。
2:屋根表面温度への影響
夏の屋根表面温度は、遮熱塗料の使用により7.3℃~7.8℃ほど下げられます。
この温度低下は、屋根材の劣化速度を遅らせる効果が期待できます。
3:電気代への影響
遮熱塗料による室温の低下は、冷房費の節約にもつながります。
環境省の実験では、年間の冷房費が16,069円~18,331円ほど安くなりました。
一方で、冬場の暖房費は6ヶ月間で5,656円~10,143円高くなったとのこと。
年間の空調にかかる電気代を計算すると、1,839円/年~7,547円/年の削減効果があったということです。
□遮熱塗料の種類ごとの使用可能期間
塗料は、使用する素材によって耐用年数が大きく異なります。
たとえ遮熱性があっても、塗料の耐用年数が想定より短い場合、早いスパンで塗り直しをすることになります。
自宅に適した塗料を選ぶためにも、各種塗料の特性と耐用年数を比較してみましょう。
1:アクリル塗料
耐用年数は5~7年と比較的短いです。
断熱効果は中程度ですが、コストパフォーマンスに優れています。
2:ウレタン塗料
7~10年の耐用年数で、断熱効果を発揮します。
他の塗料に比べると、値段がやや高く長い目で見るとコストがかかる場合があります。
3:シリコン塗料
塗料メーカーにもよりますが、高品質なシリコン塗料なら13~16年の耐用年数が期待できます。
塗料としての扱いやすさや、汚れへの耐性が特徴と言えます。
4:フッ素塗料
15~20年の長期耐用年数が魅力です。
優れた耐久性と遮熱効果を兼ね備えていますが、価格は高めなため、長い目で見て住まいを長持ちさせたい方にはおすすめの塗料です。
5:無機塗料
20~25年という非常に長い耐用年数を誇ります。
耐久性、耐熱性、断熱効果のいずれも高水準ですが、施工には高度な技術が必要なため、技術力が高く施工経験豊富な会社に依頼することがマストです。
□まとめ
遮熱塗料は、夏場の室温を1.8℃、屋根表面温度を7.3℃~7.8℃下げることで、冷房費の節約と屋根材の劣化防止に貢献します。
年間の電気代削減効果は、1,839円~7,547円ほどが期待できるでしょう。
ただし、遮熱塗料の耐用年数は素材によって5年~25年と大きな差があります。
断熱効果や耐久性、価格なども考慮しながら、自宅に適した塗料選びを行うことが重要です。
長期的なコスト削減と環境への配慮を両立させるために、ぜひ遮熱塗料の導入をご検討ください。
弊社では高品質な遮熱性の高い塗料を使用した施工事例が豊富です。
ぜひ一度、ご相談ください。
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