モルタル外壁の塗り替えのサインとモルタル外壁の塗装の流れをご紹介!
2024/06/11
快適で暮らしやすい家づくりを目指す方にとって、外壁の状態は非常に重要です。
特にモルタル外壁は経年劣化により、塗り替えが必要になることがあります。
そこで本記事では、モルタル外壁の塗り替えのサインと、実際の塗装の流れについてご紹介します。
モルタル外壁のメンテナンスについて理解を深め、美しく長持ちする外壁を保つためのヒントを掴んでいきましょう。
□モルタル外壁の塗り替えのサイン
モルタル外壁は時間の経過とともに劣化が進行します。
以下のような症状が現れた場合、塗り替えの時期が近づいている可能性があります。
1:チョーキング現象
モルタル表面に白い粉が浮き出てくる現象です。
塗膜の防水効果が低下している証拠であり、塗り替えを検討すべきサインといえます。
2:ヘアークラックの発生
髪の毛ほどの細い亀裂をヘアークラックと呼びます。
地震や振動の蓄積によって生じることがあり、放置すると雨水の侵入口となってしまいます。
コーキングや塗装での早期補修が望ましいでしょう。
3:塗装の浮きや剥がれ
塗膜の密着力が弱まり、剥離して下地が露出している状態です。
経年劣化か施工不良が原因として考えられ、モルタルの水分吸収による劣化を防ぐためにも、速やかな塗り替えが必要不可欠です。
4:構造クラックの発生
幅0.3mm以上、深さ5mm以上の亀裂は構造クラックと呼ばれ、危険度が高い症状です。
大地震や外的衝撃、下地の深刻な劣化などが原因となります。
放置すると建物の構造強度が低下するため、外壁材や下地の張り替え、場合によっては躯体の修理が必要になります。
これらの兆候が見られた場合は、外壁塗装のプロに相談し、適切な対処法を探ることをおすすめします。
早期発見・早期対応が、モルタル外壁を健全に保つ秘訣といえるでしょう。
□モルタル外壁の塗装の流れ
モルタル外壁の塗装は、いくつかの工程を踏まえて進められます。
ここでは、その一連の流れをご紹介しましょう。
1:足場設置と養生
まず安全に作業を行うための足場を設置し、塗料の飛散防止用の養生シートを張り巡らせます。
この準備段階が、スムーズで確実な塗装作業の基盤となります。
2:外壁の洗浄と下地処理
高圧洗浄機を用いて外壁の汚れを洗い流した後、剥がれかけている塗装を除去します。
亀裂や隙間はコーキングやパテで補修し、塗装しない部分は養生テープなどで保護します。
この下地処理が、美しく耐久性の高い仕上がりを左右するのです。
3:下塗り・中塗り・上塗り
下塗りを施し、中塗りの密着性を高めます。
一般塗装の場合は中塗りと上塗りの2工程、リシン仕上げやスタッコ仕上げなら1工程で完了します。
マスチック塗装や吹き付けタイル仕上げの場合は、模様付けの材料を吹き付ける工程が加わり、3段階の作業となります。
4:仕上げと片付け
塗装が終われば、養生を取り外し、足場を解体します。
周囲を入念に清掃し、美しく生まれ変わったモルタル外壁を確認して完了です。
□まとめ
モルタル外壁のチョーキングやクラック、塗装の剥がれなどは、塗り替え時期を知らせるサインです。
これらの兆候を見逃さず、適切なタイミングで外壁塗装を実施することが大切です。
塗装工事は足場の設置から下地処理、下塗り・中塗り・上塗りまで、一定の手順に沿って進められます。
定期的なメンテナンスを怠らず、いつまでも快適で暮らしやすい住まいを維持するようにしたいものです。
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