補修モルタルで外壁を守る!補修タイミングと補修方法を解説!
2024/06/19
家のメンテナンスに積極的で、専門的な知識を身につけたい自宅所有者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
モルタルの外壁に見られる補修の兆候を自分で識別し、効果的な補修方法を学びたいというニーズにお応えします。
本記事では、モルタルの補修が必要なタイミングと兆候や、自宅の長期的な保護に役立つ方法を提供します。
◻︎モルタル補修のタイミング
モルタルの外壁が経年劣化により必要となる補修の兆候には、ひび割れや塗膜の浮きがあります。
これらの症状が見られた際には、早急に対応することが推奨されます。
特に、構造クラックとヘアクラックの違いを理解し、それぞれに適した対処方法を選択することが重要です。
1:ひび割れの種類とその特徴
モルタルのひび割れには、「ヘアクラック」と「構造クラック」の2種類があります。
・ヘアクラック: 幅0.3mm未満、深さ4mm未満の浅いひび割れ
・構造クラック: 幅0.3mm以上、深さ4mm以上の深いひび割れ
※目安
構造クラックは緊急性が高く、早急な補修が必要です。
放置すると建物の基礎部分が腐食する恐れがあります。
一方、ヘアクラックはすぐに補修する必要はありませんが、放置するとひびが大きくなる可能性があるため、早めに補修計画を立てることが賢明です。
2:塗膜の浮き・はがれ
モルタルの外壁への塗装は、経年劣化により浮き上がり、次第にはがれていくことがあります。
モルタル自体の防水性能はそれほど高くないため、塗装によって防水性能を高めることがあります。
防水性能を高める塗装(塗膜)がはがれると、外壁材の劣化につながります。塗膜の浮き・はがれを発見した際は、早めの補修が必要です。
3:カビ・コケの発生
塗膜の浮き・はがれにより、外壁の防水性能が低下し、雨水などを含みやすくなります。
この影響でカビやコケが発生しやすくなります。
カビやコケの発生は、外壁の劣化が進行している証拠です。早急に補修を行い、劣化の進行を食い止めましょう。
◻︎自分でできるモルタルの補修方法
自分で行えるモルタル補修方法として、スプレータイプとセメント系タイプの補修材の選定から適用までの具体的なステップを紹介します。
浅いひび割れにはスプレータイプが適しており、深いひび割れにはセメント系タイプを使用することで、効果的な補修が可能です。
*スプレータイプの補修材を使う方法
・必要な道具
補修材
・手順
1.補修する部分の汚れを落として乾燥させる
2.ひび割れしている部分とその周辺に補修材を吹きかける
3.乾燥後、必要に応じて塗装する
*セメント系タイプの補修材を使う方法
・必要な道具
ローラーバケ/ハケ/コテ、補修材、ドライバー
・手順
1.補修する部分の汚れを落として乾燥させる
2.ドライバーなどを使ってひびの中をきれいにする
3.ひび割れしている部分に、コテなどを使って補修材を塗りつける
4.乾燥後、必要に応じて塗装する
自分で補修を行う場合、症状に合わせて適切な補修材を選ぶことが大切です。
また、補修材の使用方法を正しく理解し、丁寧に作業を行うことが求められます。
◻︎まとめ
本記事では、モルタルの外壁に現れる経年劣化の症状と、その補修方法について解説しました。
ひび割れや塗膜の浮き・はがれ、カビ・コケの発生などの症状を見逃さず、早めに補修を行うことが、自宅の長期的な保護につながります。
自分で補修を行う際は、症状に合わせて適切な補修材を選び、正しい手順で作業を進めることが重要です。
モルタルの補修に関する知識を深め、自宅のメンテナンスに積極的に取り組むことで、快適で安全な住環境を長く維持できるでしょう。
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