外壁に起きる凍害を徹底解説!外壁への影響とは?
2025/01/02
外壁材に発生する凍害は、見た目だけでなく構造の耐久性にも大きな影響を与えます。特に、塗膜やコーキングの劣化が原因となりやすいため、日頃から適切なメンテナンスを行うことが重要です。
本記事では、凍害の原因や発生しやすい場所や条件、そして発生した場合の対処法を詳しく解説します。
外壁の安全を守るための参考にしてください。
□凍害による外壁への影響とは?
凍害とは、外壁材に染み込んだ水分が冬の寒暖差によって凍結と融解を繰り返すことで劣化が進行する現象です。
特に窯業系サイディングやモルタル外壁は水分を吸収しやすいため、凍害の影響を受けやすいです。
サイディングは新築時に塗装が施されていますが、経年劣化により撥水性が失われると水分を吸収しやすくなります。この水分が、寒いと凍って膨張し、暖かくなると溶ける動きを繰り返し、やがて表面が膨れ、剥がれ落ちます。
□外壁に凍害が発生する原因とは?
近年使用される外壁材は、窯業系サイディングボードが一般的です。
サイディングは塗料でコーティングされていますが、塗膜の劣化や継ぎ目から浸水することで凍害が発生します。
特にコーキングはゴム製で劣化しやすく、注意が必要です。
□凍害が発生しやすい場所と条件
外壁の凍害は水気が多い場所で発生しやすいです。
たとえば以下の箇所が該当します。
*北面
日当たりが悪く乾燥しにくいため、湿気が残りやすい。
*水場の裏
排水や湿気が原因で、壁に水分が浸透しやすい。
*目地付近
コーキングの劣化が原因で水分が入り込みやすい。
□凍害と水ぶくれとの違いを徹底解説
水ぶくれと凍害はよく混同されますが、以下の点で異なります。
水ぶくれは外壁材と塗膜の間に水が入り塗料が膨れて剥がれ落ちます。
一方凍害は、外壁材内部の水分が膨張収縮を繰り返し、ひび割れが生じ、外壁材ごと剥がれます。
凍害は外壁材そのものが損傷するため、水ぶくれよりも修繕が困難で費用も高くなることが多いです。
水ぶくれはかさぶたが剥けたような表面、凍害は凸凹とした表面です。
□凍害と水ぶくれとの違いを徹底解説
凍害や水ぶくれの違いを視覚的に理解するため、現地調査で撮影した実例写真をご覧ください。
□凍害が発生した場合の対処法
凍害が発生した場合、軽度であれば塗装で補修可能ですが、凹凸が激しい場合は外壁材の張り替えを検討しましょう。
凍害は水分が浸入することで進行するため、浸水経路の特定と対策が重要ですが、完全に防ぐことは難しいです。
凍害の被害が激しい場合、躯体にも影響している可能性もあります。
もし外壁に凍害の兆候を見つけたら、無理に自分で対処せず、まずは専門業者に相談しましょう。適切なアドバイスと工事を受けることで、大切な住まいを守ることができます。
□まとめ
凍害は、外壁材に水分が浸入し、その水分が膨張収縮を繰り返すことで発生します。塗装やコーキングの劣化が主な原因であり、早期のメンテナンスが劣化を防ぐ鍵となります。
凍害が発生した場合、軽度であれば塗装の補修で対応できますが、深刻な場合は外壁材の張り替えが必要です。また、浸水経路を特定して対策を講じることが重要ですが、完全に防ぐことは難しいため、専門業者に相談して適切な処置を施すことをおすすめします。
まずは外壁をチェックし、気になる部分があれば専門業者に相談することから始めてみてください。
適切なメンテナンスで、大切な住まいを長く守りましょう!
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