アルミが腐食すると白い粉が発生する!?原因と対策・補修方法を解説
2025/01/27
アルミサッシに白い粉が付着している…それは「白錆」と呼ばれるアルミの腐食かもしれません。
放置すると腐食が進行し、サッシの機能が低下したり、外観が損なわれたりする恐れがあります。
今回は、アルミサッシの白い粉(白錆)の原因から、DIYでの補修方法、専門業者への依頼まで、わかりやすく解説します。
最適な対処法を選び、大切な住宅を守りましょう。
□アルミが腐食して発生する白い粉の原因と対策
*アルミの腐食のメカニズムとは?
アルミは錆びにくい金属ですが、完全に錆びないわけではありません。
空気中の酸素や水分と反応し「酸化アルミニウム」の薄い膜を形成し、内部の腐食を防ぎます。
しかしこの膜が損傷すると白い粉状の白錆が発生します。
この白錆は、アルミと水分が反応して生成される水和酸化アルミニウムで、本来のアルミとは異なる物質です。
*白い粉の原因となる外的要因
白い粉が発生する主な原因は、ホコリ、砂、汚れなどです。
これらの汚れがアルミ表面に蓄積し、水分と反応することで腐食が進行します。
特に、雨水や結露は腐食を加速させます。
さらに、海沿いの地域では、塩分を含んだ飛沫がアルミの腐食を促進する可能性があります。
また、排気ガスに含まれる硫黄酸化物や窒素酸化物も、腐食を進行させる原因の一つです。
*腐食を促進する環境要因
アルミの腐食は、湿度の高い環境で促進されます。
そのため、結露の発生しやすい場所や雨水の当たりやすい場所では、腐食のリスクが高まります。
また、通気性が悪い場所も腐食しやすくなります。
アルミサッシと建物の木材部分が接している箇所は、木材の含水率が高いため、腐食しやすいです。
他にも、サッシの取り付け不良や、ビス穴からの浸入なども、腐食を招く可能性があります。
*白い粉を防ぐための日常的な清掃方法
アルミが腐食して発生する白い粉を防ぐためには、日常的な清掃が重要です。
まずは、ホコリや汚れをこまめに落とすことで、腐食の進行を抑えることができます。
柔らかい布やスポンジを使い、水洗いや中性洗剤で汚れを除去します。
研磨剤入りの洗剤はアルミ表面を傷つける可能性があるため使用を避けましょう。
また、雨上がりや結露が発生した後は速やかに水分を拭き取りましょう。
*効果的な予防策とメンテナンス
日常的な清掃に加え、定期的なメンテナンスも効果的です。
例えば、サッシの周囲のシーリング材の劣化をチェックし、必要に応じて補修しましょう。
また、サッシの排水口が詰まっていないか確認し、取り除き、水がたまらないように心がけることが大切です。
さらに、防錆剤を塗布することで、腐食を予防することも可能です。
□アルミが腐食して発生する白い粉の対処法
*DIYによる補修方法
白い粉が軽度であれば、DIYで補修できます。
まず、目の粗いヤスリで腐食部分を削り取ります。
その後、目の細かいヤスリで表面を平らに研磨します。
次に、アルミ用の錆止め剤を塗布し、最後にアルミ用の塗料で塗装します。
塗装は、色合わせが難しい場合があるので、慎重に行いましょう。
*専門業者への依頼を検討する際のポイント
DIYに自信がない場合や、腐食が激しい場合は、専門業者への依頼を検討しましょう。
業者を選ぶ際には、実績や経験、対応エリア、費用などを比較検討することが重要です。
施工後の保証についても確認しておきましょう。
*業者選びの注意点と費用相場
業者選びでは、口コミや評判を確認することも大切です。
また、契約前に作業内容や費用、保証内容などをしっかりと確認し、不明な点は質問するようにしましょう。
費用は腐食の程度や補修範囲によって大きく異なりますが、数千円から数十万円まで幅があります。
□まとめ
アルミサッシの白い粉は、アルミの腐食によって発生する白錆です。
ホコリや汚れ、雨水、結露などが腐食を促進し、放置すると進行します。
軽度の腐食であればDIYで補修できますが、激しい腐食やDIYに自信がない場合は、専門業者に依頼するのが良いでしょう。
定期的な清掃とメンテナンスを行うことで、腐食を予防し、アルミサッシを長持ちさせることができます。
早めの対処が、サッシの寿命を延ばし、住宅の美観と機能性を維持することに繋がります。
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