令和５年１２月　横須賀市　Y様邸 | 施工事例 | 神奈川県横須賀市衣笠町 衣笠駅【株式会社市川工務店】

 

1. 横須賀市にて現地調査へ

●屋根

既存の屋根は「スレート屋根」です。

施工前の屋根の状態

見受けられる状態

屋根材の傷み

全体的に屋根材が傷んでいることから、ガルバリウム鋼板上張り工事をご希望いただきました。

 

●外壁

既存の外壁は「サイディング」です。

施工前の外壁の状態

見受けられる状態

コーキングの傷み

コーキングの劣化が起きている場所がありました。経年劣化で硬化すると緩衝材の役割が果たせず、耐水性が低下している可能性があります。ひび割れや剥がれた箇所から浸水などの恐れもあるため、打ち替える必要があります。

チョーキング

塗膜劣化を示す症状としてチョーキング現象も確認されました。長い年月で塗料が分離するため起こる劣化現象の一つです。

コケ・カビなどの汚れ

日当たりが良くない箇所では苔やカビが発生しやすいです。 一つ一つは小さなものですが、旧塗膜の劣化の現れでもあります。放置していると外壁材にダメージを与え続けることになるため、早めに除去しましょう。

 

●付帯部

付帯部とは、屋根外壁以外の箇所を指しています。特定の部位を指しているわけではないためご了承ください。

住宅毎に部位の種類や個数が変わるため、必要な施工も工程も異なります。

気になる場所がある方は、現地調査の際にお申しつけください。

ベランダ防水工事

今回はベランダ防水工事についてご相談いただきました。

 

現地調査の紹介は以上となります。

実際の調査では、問題の起きていない部分も含めて隅々まで調査しております。

不安な箇所や不明な点がある方は、ぜひお気軽に担当者にお申し付けください。

 

2.横須賀市のY様邸の施工内容

足場の設置

塗装工事に入る前に行う工程が、足場の架設です。屋根ガルバカバー工事・外壁塗装工事を安全に、丁寧に行うために設置します。

工事期間は工事内容や天候によって変動しますので、ご了承ください。

高圧洗浄機による洗浄

塗装箇所には旧塗膜や土埃、コケなど汚れが付着しているため、高圧洗浄機ですべて洗い流します。

洗浄することできれいな面に塗装できるようになるため、塗料本来の効果を存分に発揮できます。

 

屋根ガルバリウム鋼板カバー工事

●既存屋根材の撤去、下地補修

下地を検査し、不足している部分や傷んでいる箇所があれば必要に応じて補修します。

 

●防水シートの設置

防水シートを隙間なく設置して、雨水の浸入を防ぎます。

 

●軒先唐草の取付け、捨て棟包み

必要に応じて、ガルバリウム鋼板をカットし、サイズを調整します。

鋼板同士の重ね合わせ方や、取り付け位置に注意を払い均等に取り付けることが重要です。

 

●エコグラーニ本体貼り

エコグラーニは軒先から順に貼っていきます。一段目が終わったら二段目、三段目と上に被せて貼っていきます。

ビスでしっかりと固定し、すべて貼り終えました。

今回お選びいただいた色は「オニキス」です。

住宅の形や日当たり、外壁材などにより印象が異なりますのでご注意ください。

＊施工方法に関しては既存建物の形状等の条件にあった工法を検討し選択しておりますので、一例としてご理解をお願いします。

 

各所のコーキング

今回施工のお住まいは、既存の外壁材が「サイディング」です。外壁のコーキングは外壁材の隙間に充填され、浸水を防いだり細かな振動やサイディングの僅かな動きに追従しています。

素材がゴムのため、既存のコーキングが傷むとやせたり剥がれ落ちたりするので、今回のような大規模な工事の際に補修することが大切です。

今回は既存のコーキングを剥がして「アステックペイントの高耐侯コーキング」へ打ち替え・一部は増し打ちしました。

コーキングが必要な箇所は外壁だけではなく、サッシ周りや換気口などの周辺にもあります。

古いコーキングは再利用できないため、外壁を傷つけないように丁寧に取り外します。

周囲に養生テープを貼り、充填する箇所にはプライマーを塗布します。プライマーはコーキングの接着性を高める役割があります。

コーキングを充填し表面をヘラで整えます。また、しっかりと押さえて密着性を高めます。

乾ききる前に養生テープを取り外し、十分に乾燥させます。

 

外壁塗装

●外壁　下塗り塗装

下塗り塗装とは、下地を整えるための工程です。

外壁材やお選びいただいた仕上げ塗料との相性を考慮して選定した下地材を、むらがないよう丁寧に塗っていきます。

下地材を塗る理由

表面の凹凸が整うため、次の塗装面が綺麗に仕上がります。

塗料が余分にしみ込まなくなるため、色むらを防ぎます。

 

●中塗り塗装

お施主様にお選びいただいた仕上がりの色の塗料を塗っていきます。

今回はアステックペイントより販売されている「アステック　遮熱REVOシリーズ」をお選びいただきました。

 

●上塗り塗装

市川工務店では屋根・外壁どちらも「下塗り・中塗り・上塗り」の計3回塗り重ねる『3度塗り』を基本としております。中塗りと上塗りは、基本的に同じ色の塗料を塗り重ねます。

塗りたてと乾燥後では発色が異なるため、しっかりと乾燥時間を確保し色を定着させます。

今回お選びいただいた色は「8102　オリーブグリーン」です。

直近で同じ色を使用した施工事例は下記のとおりです。

住宅の形や日当たり、外壁材などにより印象が異なりますのでご注意ください。

◆令和５年５月　横須賀市　M様邸

 

付帯塗装

付帯塗装では屋根外壁以外の箇所を施工します。

気になる箇所がある場合、事前のお打ち合わせの際にお申し付けください。

●破風

破風（はふ）は屋根の妻側の端の部位のことです。

外壁材と屋根材の接合部に位置し、雨風から建物を守っていますが、多くが木材でできているため、その点を考慮した塗料を使用する必要があります。

傷みが見られる場合は表面を整えてから塗装します。

 

●軒天

軒天の素材は主に木製とケイカル板などです。

劣化が気になる場合は張替え工事を検討ください。

 

●雨樋

雨樋の塗装を行います。

劣化が気になる場合は交換工事を検討ください。

 

●水切り

近年、土台水切りのある住宅が増えました。

外壁と基礎の間の板金を施した箇所のことで、基礎や外壁材へ雨水が染み込むのを防ぎます。

土台水切りに塗装をご希望の場合、鉄部に適した塗料で塗装します。

ケレンかけをして塗装面を整えます。

 

雨水の影響を受けやすい部位のため、傷みが見られる場合錆止めを塗ります。

 

上塗りをして乾燥させます。

こうした細かな部位も、他の部位と色を揃えると外観にまとまりがうまれるので、お施主様のご要望をきちんとお伺いして工事に臨んでおります。

 

●シャッター

横須賀市は塩害の影響を受けやすい地域です。弊社ではご希望を伺った上、シャッターの塗装も承ります。

 

ケレンという工程です。
錆や固まっている塩を落としてから錆び止めを塗装し、中塗り・上塗りをします。

 

外壁と合わせて色を新調できるため、多くのお施主様に喜ばれます。

 

ベランダ防水工事

ベランダは紫外線や雨水によって劣化します。劣化すると水はけが悪くなり、最悪の場合浸水、雨漏りへと住まい全体の問題につながります。

今回はベランダ防水工事をご依頼いただいたので工事していきます。

清掃を行い表面を整えてから下地を塗り、防水塗料で塗装します。 

撥水性が高まり、水はけがよくなるので外壁塗装工事と合わせてご依頼されることをお勧めします。
 

工事のあとも

弊社では各お施主様ごとに現場監督を設けております。
 

塗料の跳ね、塗り残しがないかなど、職人・現場監督、そしてお施主様とのトリプルチェックを行っております。

足場を解体してからでは手直しが難しい場合もありますので、このように入念にチェックすることが大切です。
 

3. 施工を終えて

今回ご依頼いただいた屋根ガルバカバー工事・外壁塗装工事とベランダ防水工事のご紹介は以上です。

今回はエコグラーニを使用したガルバリウム鋼板上張り工事とアステック　遮熱REVOシリーズを使用した外壁塗装工事とベランダ防水工事を施工しました。

今回の施工で気になる点や知りたいことがございましたら、お気軽に市川工務店へお問い合わせください。

地域の皆様の住まいがより快適に長持ちするよう、スタッフ一同心を込めて施工いたします。

   

 

4. 施工情報

施工年月	令和5年12月
	横須賀市のY様邸
屋根仕様 色番号・色名	ガルバリウム鋼板上張り工事 エコグラーニ オニキス
外壁仕様 色番号・色名	アステック　遮熱REVOシリーズ 8102　オリーブグリーン
その他塗装箇所 仕様 色番号・色名	軒天 9010　クールホワイト(艶消) 破風・樋・シャッター・水切り 8075　パイオニア