トタン屋根の劣化を防ぐ錆止め塗料!塗装工程とともに補修方法もご紹介します
2023/10/27
トタン屋根は、耐久性やコストパフォーマンスの面で多くの建物に採用されています。
しかし、経年劣化による錆や劣化が進行すると、その寿命を縮める要因となります。
今回は、トタン屋根の劣化を防ぐための塗装工程の工夫や補修方法について詳しく解説します。
□トタン屋根は錆止め塗料で劣化スピードを緩める対策がされている!
トタン屋根が錆びるのを防いだり、劣化を遅くさせるために施工工程でも対策が講じられています。
施工工程での対策をご紹介します。
1.高圧洗浄での前処理
トタン屋根の塗装前には、高圧洗浄機を使用してこびりついた汚れやほこりを取り除く必要があります。
高圧洗浄は、塗料がしっかりとトタン屋根に付着するための重要なステップです。
特に、長年の風雨にさらされたトタン屋根には、見えない汚れや塩分が付着していることが多いため、高圧洗浄することで、次の作業の質が上がります。
2.ケレン作業の重要性
ケレンとは、トタンや他の金属建材の錆びを除去する作業のことです。
この作業で、トタン屋根の表面に微細な傷を付けることで、塗料の付着を向上させます。
ケレン作業は、トタン屋根の寿命を延ばす鍵となるステップです。
錆びた部分を放置すると、そこから錆が進行し、最終的には屋根の劣化を早める原因となります。
3.錆止め塗料の役割
ケレン作業の後、トタン屋根には錆止め塗料を塗布します。
この塗料は金属建材の塗装に適した弱溶剤系のものを使用します。
錆止め塗料は、トタン屋根の錆の進行を遅らせるための重要な役割を果たします。
また、この塗料には、紫外線や雨水からトタン屋根を守る成分も含まれており、トタン屋根の寿命を延ばす効果があります。
4.中塗りと上塗り
錆止め塗料の後には、仕上がりの色の塗料を2回塗布します。
中塗りは、塗料の密着性を高めるためのもので、上塗りは、トタン屋根の色や質感を出すためのものです。
2回の塗布により、トタン屋根はさらに強固になり、長期間の耐久性が期待できます。
□トタン屋根の補修方法は劣化の進み具合で異なります!
*塗装で修復できる劣化の範囲
初期の劣化症状には、錆の発生や変色、塗装の剥がれ、カビやコケの発生などがあります。
これらの症状が見られる場合、塗装によるメンテナンスが推奨されます。
*重ね葺き・葺き替えが必要な劣化症状
穴が開いている場合や雨漏りが発生している場合は、重ね葺きや葺き替えが必要です。
重ね葺きは、既存の屋根材の上に新しい屋根材をかぶせる方法です。
一方、葺き替えは、古い屋根材を全て撤去して新しい屋根に替える方法です。
劣化が下地まで進行している場合は重ね葺きが不可能なため、葺き替えで下地ごと撤去します。
□まとめ
トタン屋根の劣化対策として、適切な塗装工程と補修方法をご紹介しました。
特に、錆止め塗料の使用は劣化を大きく遅らせる鍵となります。
屋根は高所で危険なので専門業者による適切な補修で、トタン屋根の寿命を延ばしましょう。
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