屋根点検詐欺にご注意を!実際の例と対処法をご紹介します!
2024/01/29
最近ニュースで「屋根点検詐欺」という言葉を見かけた人もいるかも知れません。
「屋根の棟で浮いているところがある」「ちょうど裏で工事していて、傷んでいるのがわかった」
そんな親切そうな指摘を受け、屋根に上って見てもらったことはありませんか?
実は屋根点検を装った詐欺だった。というケースが多発し消費者庁に被害届が寄せられています。
横須賀市で外壁塗装工事、屋根塗装工事など承っている弊社でも、問い合わせが絶えません。
半年前に屋根塗装をしたばかりの顧客様から「棟が浮いていると指摘された」など、なんとも耳を疑うものばかり。
今ちまたで問題になっている「屋根点検詐欺」とはどういうものなのか。被害に遭わないために気を付けるべき点をまとめましたので、ぜひ最後までお読みください。
1.ちまたで問題になっている「屋根点検詐欺」とは?
「屋根の棟で浮いているところがある」「ちょうど裏で工事していて、傷んでいるのがわかった」
そんな親切そうな指摘をきっかけに屋根に上り、実際に破損していたなどと報告をします。
ここには二重三重のウソがあり、これらすべてを含めて「屋根点検詐欺」です。
参考:独立行政法人「国民生活センター」より
『訪問販売によるリフォーム工事・点検商法』2023年9月1日:更新
お客様から相談を受け見に行くと、その多くが異常なく、屋根に傷みなどありません。
そして最悪の場合、下の写真のように明らかな破損が見つかったりします。
2.「屋根点検詐欺」の営業がつくウソ
弊社へ実際にあった問い合わせや、そこからわかる悪徳業者の代表的なウソをご紹介します。
ウソ1:屋根の軒で浮いている(傷みがある)
本当は傷んでないことがほとんどです。
半年前に屋根塗装をしたばかりの顧客様から「軒が浮いていると指摘された」という相談を受けた時のケースをご紹介します。
歩道や近くの坂からは見えない角度でも「見えた」と言われるのですから、変ですね。
指摘を受けた顧客様自身が上って見ることができない、という隙をついています。
すぐに見に行きましたが、浮いていないどころか、故意に剥がされた痕跡が見つかりました。
こちらが実際の写真です。
弊社では屋根塗装の工事の際に、傷みや浮きなどは修理して塗装の工程に移りますし、完工後も仕上がりを親方や現場担当者複数人で確認して写真も撮っています。
自然現象で釘が抜けるとは考えにくいため、浮きや傷みを指摘されることや、実際に浮いていたり破損しているなんてことはありえないのです。
ウソ2:ちょうど裏で工事していて(たまたま気づいた)
「ちょうど裏で、近所で工事を…」というのは、気づくとゾッとするウソです。
指摘を受けた顧客様に、本当に裏のどこかが工事していたり、足場が立っているのか尋ねたところ「どこの家も足場が立っていない」というのです。
顧客様は指摘された際に気に留めていませんでしたが、それこそ「事実を確認しないだろう」と悪徳営業が用意した建前なのです。
ほんの少しでも話を繋ぎ、屋根に上りたいといった思惑があります。
そして傷んでいようが傷んでいなかろうが「元から傷んでいたので直しました」と言ったり、最悪の場合破損させて「今なら〇〇円で工事します」などとさらなるウソを重ねます。
工事中、周囲のお住まいに配慮して工事するのは当たり前ですが、一軒一軒集中して行います。
この工事の次、その次…とたくさんの方から工事をご依頼いただいている弊社では、フラッと立ち寄って営業などできません。
悪徳業者はその地域全体に同じくらいの金額を吹っかけているのです。
お見積もりにおいても、一軒一軒築年数、外壁材、形、状態が異なる住まいに対して同額はありえません。
段階別対処法!これって屋根点検詐欺?と思ったらすること
被害に遭わないためにはどうしたら良いのかを段階別にまとめました。
被害に遭わないため、気を付けるべき点を参考にしてください。
3-1.指摘を受けて、断れた
怪しいということに気づき断れたら、本当に大丈夫でしょうか?
「断ったけど本当に大丈夫かな…」と不安な気持ちでいては、悪徳業者の思うつぼです。
断っても「参考としてどうぞ」などと即席の見積書を置いていったりします。
ほとんどの場合見積額が割高に設定してあるため、不安な気持ちから問い合わせてしまうと危険です。
「大幅に割引します」などと聞こえの言い売り文句で契約にこぎつけてきます。
気を付けるべき点は、信頼していい会社なのか確かめることと、信頼できる他の会社に一度相談することです。
3-2.指摘を受けて、屋根に上らせてしまった
契約がまだであれば、営業本人の名刺をもらい、一度検討するからと言ってその場では契約しないようにしましょう。
後ろめたさがある営業は名刺を渡さない場合があります。
また、一度上られてしまったら、本当に破損していたのかそうでないのか、事実が捻じ曲げられる可能性が高いです。
すぐに信頼できる他の会社に相談し、点検をお願いしましょう。
弊社のように、屋根の修繕に長年携わっている者が見れば、故意に破損されたものなど一目瞭然です。
3-3.契約してしまった
クーリングオフが適用できる期間であれば、検討しましょう。
その場で契約をしないよう「今だけ!をうたったキャンペーンを疑え」などの意見もありますが、
従業員が一生懸命考えて企画したキャンペーンが、必要以上に警戒されてしまう傾向があるのは、本当に残念です。
泣き寝入りしないためにも、契約してしまっても後戻りできる方法を知っておくのが大切です。
3-4.工事後に「あれは詐欺だった」と気づいた
これだけは本当に避けたいですが、被害に遭われた場合、今後他の人に同じ被害が出ないようできることを行うようにしましょう。
消費者の声がダイレクトに公開される「クチコミサイト」を利用する。
消費者ホットラインやしかるべき機関に提示する。
まとめ
今回はちまたで問題になっている「屋根点検詐欺」について詐欺の内容と、営業がつくウソなどをご紹介しました。
地元で60年以上の弊社が、実際にお客様からお問い合わせいただいたケースなので参考になると思います。
被害に遭わないためにはどうしたら良いのかを段階別にまとめましたが、詐欺の内容は巧妙で、その時には気づきにくいものが多いです。
大切な住まいを守るためには、地域に根付いた信頼のおける会社を一つ見つけておくことが大切です。
信頼できる会社に「これは詐欺かも?」と気づいた時から相談できるようにしておきましょう。
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横須賀市にて屋根塗装を実施
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