外壁塗装で使われる「シーラー」とは?特徴や必要性について解説します
2024/02/04
外壁塗装では、「シーラー」というものが使われます。
外壁塗装をDIYで行う場合も、プロに頼む場合も、シーラーについて知っておくことは非常に重要です。
そこで今回は、シーラーの特徴や重要性について解説します。
今後外壁塗装をお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。
□外壁塗装で使われる「シーラー」とは?
*シーラーとは
シーラーは外壁塗装において不可欠な下塗り材で、主に下地処理に使われます。
塗装面の微細なひび割れを補修し、上塗り塗料の吸収を抑える役割を果たします。
また、多種多様な塗装面、例えばコンクリート、石膏ボード、モルタルなどに対応可能です。
*シーラー・フィラー・プライマーの違い
シーラーは英語の「seal」から来ており、「封じる」「密封する」などの意味を持ちます。
これは、細かいひび割れを補修し、上塗り材の吸収を抑えることで、塗装面の状態を整えることを意味します。
プライマーは英語の「primary」から派生した、最初の塗料、つまり下塗りの総称です。
プライマーは主に金属系の下地に使用され、防錆プライマーなど、特定の機能を持つものもあります。
プライマーとシーラーは明確に言葉として使い分けられないケースもありますが、主な違いとしては、プライマーは金属系の下地に対して多く用いられることが挙げられるでしょう。
フィラーは主にモルタル壁やコンクリート壁のひび割れを埋めるために使われます。
英語の「filler」に由来し、「充填材」を意味します。
微弾性フィラーなど、特定の性質を持つフィラーも存在し、塗装面の素材や状態に合わせて選ばれます。
□シーラーの重要性
シーラーの役割は塗装工事において極めて重要です。
この素材は、ただ外観を美しくするだけでなく、建物の構造的な保護と耐久性を大きく向上させるため、以下のような多様な機能を持ち合わせています。
1:下地と上塗り塗料の接着を強化
シーラーの最大の役割は、下地と中塗りや上塗り塗料の接着を促進することです。
これにより、塗装の耐久性が向上し、長期にわたって建物を保護します。
塗装の質を左右するこの過程は、外壁や屋根を紫外線や風雨から守るために不可欠です。
2:上塗り塗料の染み込みを防ぐ
上塗り塗料が下地に直接塗られた場合、塗料が染み込んでしまい、ムラが生じます。
シーラーはこの染み込みを防ぎ、均一な塗装面を実現します。
これにより、塗装の美観と一貫性が保たれ、長期にわたる塗装の品質が保証されます。
3:追加的な機能性
シーラーは、カビやサビを防ぐ機能や遮熱機能が備わった種類もあります。
これらの機能は、建物の耐久性を高め、さまざまな気象条件に対する抵抗力を向上させます。
また、下地を固めることもシーラーの重要な役割であり、塗装の全体的な性能を高めます。
4:塗装の視覚的な魅力を高める
シーラーは、塗料の色をより鮮やかにし、外壁の視覚的な魅力を高めます。
塗膜により凹凸が埋まり、色の反射が均一になることで色鮮やかに見えるためです。
色あせや劣化を防ぎ、建物全体の外観が向上し、美観と価値を長期にわたって保持することが可能になります。
5:塗装の劣化を防ぐ
シーラーは塗装が劣化しやすくなる要因を軽減します。
塗装面の亀裂や剥がれなど、時間の経過と共に発生する問題を最小限に抑えられるため、建物のメンテナンスコストを抑える効果もあります。
6:環境への影響を軽減
最新のシーラーは環境に配慮された成分を使用しているため、塗装工事が環境に与える影響を低減します。
これは、環境に配慮して工事を行いたい方にとって、重要な選択基準となるでしょう。
□まとめ
塗装工事におけるシーラーの役割は、単に美観を高めるだけではなく、外壁材を保護する上でも重要です。
シーラー、フィラー、プライマーの特性を理解し、それぞれを適切に使用することで、塗装工事の品質を大きく向上できます。
戸建てを所有する人やDIYを楽しむ人にとって、今回ご紹介した知識が役立てば幸いです。
外壁材に合った下地材の選択はプロへ相談するのが一番ですので、工事をお考えの際はお気軽にお問合せください。
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