クラックが生じる原因とその処理方法を解説!
2024/07/06
自宅の外壁に亀裂やひび割れが見つかると、自宅を長持ちさせたいホームオーナーにとっては、心配の種になりますよね。
放置すれば劣化が進行し、修繕費用も高額になりかねません。
クラックの原因を理解し、適切な修復方法を知ることが大切です。
この記事では、クラックが生じるメカニズムと実践的な処理方法について詳しく解説します。
□クラックが生じる主な原因とは
クラックとは、外壁やコンクリートなどに発生する亀裂やひび割れのことを指します。
その主な原因は以下の4つです。
1:乾燥
モルタルやコンクリートなどの水分を含む外壁材が乾燥する過程で収縮し、表面の塗膜にひび割れが生じます。
2:経年劣化
紫外線によってサイディングボードやタイルのつなぎ目の目地(コーキング)や塗料が劣化し、クラックが発生します。
また、サイディングボードを固定するくぎの不具合からもクラックが生じることがあります。
3:揺れ
地震などの揺れによって外壁材や目地に過度の力が加わり、耐えきれなくなった部分にクラックが発生します。
4:材料の不適合
乾燥したモルタルに新しいモルタルを塗ったり、相性の悪い材料を組み合わせたりすると、クラックが生じやすくなります。
クラックを予防するには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
乾燥や経年劣化を前提とした10年ごとの再塗装など、計画的な点検・修繕を行うことで、多くのクラックを防げるでしょう。
また、軒を長くすることで雨水による外壁材の膨張・収縮を抑え、劣化を遅らせる効果も期待できます。
□クラック処理の実践的な方法
外壁のクラックを補修する主な方法は、コーキング、モルタル埋め、塗装の3つです。
それぞれの特徴と適した状況、具体的な施工手順を見ていきましょう。
1:コーキングで埋める
幅の狭いクラックの補修に適しています。
乾燥するとゴム状に固まるコーキング材を亀裂に充填します。
1平方メートルあたり500〜1,500円程度が費用の目安です。
コーキングした部分は色が異なるため、後から塗装が必要になります。
2:モルタルで埋める
モルタル外壁の補修に適しています。
セメント、砂、水を混ぜたモルタル材をクラックに充填します。
1平方メートルあたり1,000円以上が費用の目安です。
亀裂幅が広い場合は、既存のモルタルを剥がして塗り直す必要があり、30坪の住宅で200万円以上の費用がかかることもあります。
モルタルで埋めた後は、劣化防止のために塗装が必要です。
3:塗装する
塗膜の表面のみにごく細かいクラックがある場合に適しています。
30坪の住宅全体の塗装で70〜100万円、1平方メートルあたり5,000〜9,000円程度が費用の目安です。
部分的な塗装では新しい塗装面が目立つため、外壁一面全体を塗装するケースが多いです。
いずれの補修方法も、DIYで行うことは可能ですが、失敗すると1年以内に再発するリスクがあります。
再工事になれば初回の工事費用が無駄になるため、確実な補修を求めるなら専門業者への依頼をおすすめします。
□まとめ
外壁のクラックは、乾燥、経年劣化、揺れ、材料の不適合などが原因で生じます。
定期的なメンテナンスと適切な設計で、クラックの発生を防ぐことが大切です。
もしクラックが見つかった場合は、コーキング、モルタル埋め、塗装といった方法で補修できます。
クラックの状態に合わせて適切な補修方法を選び、確実な施工を心がけましょう。
専門家への依頼も視野に入れて、外壁のクラックに早めに対処することをおすすめします。
ぜひ当社までご相談ください。
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