錆びた鉄の塗装｜重ね塗りしても大丈夫？おすすめ錆転換剤を紹介

 

DIYで家の修繕や家具のリメイクに挑戦したいけど、錆びた鉄の塗装に不安を感じているあなたへ。

錆びた鉄に塗料を塗っても、下から錆が出てきてしまうのではないかと心配していませんか。

この記事では、錆びた鉄の塗装の基礎知識から、錆の進行を止める「錆転換剤」の選び方、おすすめの錆転換剤を紹介することで、安心して錆びた鉄を塗装できるようになる方法をお伝えします。

 

□錆びた鉄の塗装、重ね塗りしても大丈夫？

 

錆びた鉄に直接塗料を重ね塗りしても、下から錆が浮き出てきてしまい、塗装が剥がれてしまうことがあります。

そのため、錆びた鉄を塗装する際は、ケレンと呼ばれる錆落とし作業が必須となります。

 

ケレンとは、錆びた部分をワイヤーブラシやサンドペーパーなどで研磨して、錆を取り除く作業です。

ケレンを行うことで、塗料が鉄の表面に密着しやすくなり、塗装の耐久性が向上します。

 

しかし、ケレンは、錆の程度や場所によっては、非常に手間のかかる作業となる場合もあります。

例えば、鉄骨の柱や梁など、高所にある場所の錆落としは、安全面を考慮すると、ケレン作業が困難です。

また、細かい部分や複雑な形状の錆落としは、時間と労力を要します。

そこでおすすめなのが、錆転換剤を使用する方法です。

 

□錆転換剤で赤錆を黒錆に変えて、塗装の寿命を延ばそう

 

錆転換剤は、赤錆を黒錆に変えることで、鉄の表面を保護し、錆の進行を抑制する効果があります。

 

赤錆は、鉄が空気中の酸素や水分と反応して発生する酸化物で、不安定な状態です。

一方、黒錆は、鉄が酸化してできた安定な酸化物で、赤錆よりも硬く、緻密な構造をしています。

 

錆転換剤は、赤錆に含まれる酸化鉄と化学反応を起こし、赤錆を黒錆に変えます。

黒錆は、赤錆のように剥がれ落ちたり、進行したりすることがありません。

そのため、ケレンが難しい場合でも、錆転換剤を使用することで、安心して塗装できます。

 

さらに、錆転換剤には、様々な種類があり、用途や目的によって適切な製品を選ぶ必要があります。

例えば、屋外の鉄製品に使用する場合には、紫外線や雨に強い錆転換剤を選びましょう。

また、錆の程度や材質によって、適切な錆転換剤が異なります。

 

□まとめ

 

錆びた鉄の塗装は、ケレンが重要ですが、場所や形状によっては困難な場合もあります。

そんな時は、錆転換剤を使用することで、安心して塗装することができます。

錆転換剤は、赤錆を黒錆に変え、鉄の表面を保護することで、塗装の寿命を延ばす効果があります。

用途や目的によって適切な錆転換剤を選ぶことが大切です。