軒天の材料の種類とは?特徴と違いを解説
2026/07/19
屋根の端、外壁から張り出した部分の軒天は、建物を雨風から守るだけでなく、外観の印象を左右する大切な箇所です。
しかし、いざその素材に目を向けると、様々な種類があることに気づかされます。
「どのような素材が使われているのだろうか」「それぞれの特徴はどう違うのだろうか」といった疑問をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
ここでは、軒天に使われる代表的な材料とその特性について、詳しく見ていきましょう。
軒天の材料の種類は
軒天には、建物の構造やデザイン、求められる機能に応じて、多種多様な材料が用いられています。
ここでは、代表的な材料のグループとその具体例をご紹介します。
ベニヤ板やケイカル板
古くから用いられているベニヤ板は、比較的安価で加工しやすいのが特徴です。
一方、ケイカル板は、ケイ酸質や消石灰などを主原料とした合成建材で、現在では軒天材として広く普及しています。
金属板やモルタル
金属板としては、ガルバリウム鋼板やアルミスパンドレルなどが使われることがあります。
これらは高い耐久性を持つ一方で、意匠性やコスト面から、特定の建物で採用されることが多い素材です。
モルタルは、セメントと砂などを練り合わせたもので、外壁と統一感を出すために軒天に用いられることもあります。
有孔板やプリント合板
有孔板は、表面に規則的な穴が開けられた板材で、軒天裏の通気性を確保する目的で使われます。
有孔ベニヤ板や有孔ケイカル板などがこれに該当します。
プリント合板は、ベニヤ板の表面に木目調などのシートを貼り付けたもので、美観を重視する場合に選ばれます。

材料ごとの特徴と違い
軒天の材料選びにおいては、いくつかの重要な特性を比較検討することが大切です。
耐火性や耐水性
火災時の延焼を防ぐ「耐火性」や、雨水による劣化を防ぐ「耐水性」は、軒天材を選ぶ上で特に重要な要素です。
ケイカル板や金属板などは、不燃性や耐水性に配慮した製品が多く、安全性が求められる場所に適しています。
一方、ベニヤ板は耐火性・耐水性が低い傾向にあるため、塗装による保護が不可欠です。
耐久性やメンテナンス
建材の「耐久性」は、建物の寿命やメンテナンスの頻度に影響します。
金属板は一般的に耐久性に優れていますが、錆の発生に注意が必要です。
ベニヤ板やプリント合板は、経年変化による塗膜の剥がれやシートの浮きなどが起こりやすいため、定期的なメンテナンスが推奨されます。
ケイカル板も塗装によるメンテナンスで長持ちしますが、衝撃による割れには注意が必要です。
通気性や意匠性
軒天の「通気性」は、屋根裏の湿気対策として重要です。
有孔板は、この通気性を確保するために効果的な材料と言えます。
また、「意匠性」も建物の外観を左右する要素です。
プリント合板は、木目調などの意匠性の高いデザインを提供し、建物の雰囲気を豊かにします。
金属板やモルタルも、その素材感を生かしたデザインに貢献します。

まとめ
軒天の材料には、ベニヤ板、ケイカル板、金属板、モルタル、プリント合板、有孔板など、様々な種類が存在します。
それぞれに、耐火性、耐水性、耐久性、メンテナンスのしやすさ、通気性、意匠性といった異なる特徴があります。
近年では、不燃性や耐水性に優れるケイカル板が広く使われていますが、建物の立地条件やデザイン、予算に応じて最適な材料を選ぶことが重要です。
ご自宅の軒天について、より詳しく知りたい場合は、当社のように軒天の状態や建物に合った材料を確認し、適切な補修・メンテナンス方法を提案できる専門業者へ相談することをお勧めします。
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