家のクラック放置は危険?種類・原因・補修方法を解説
2022/10/05
目次
外壁に細いひび割れを見つけると、補修を急ぐべきか、しばらく様子を見てよいのか迷うことがあります。
ただし、ひび割れは仕上げ材の乾燥や経年変化、建物の動き、地震や強風など、複数の要因で生じます。
そのため、見た目の太さだけでは原因や傷みの範囲を判断できず、同じような線でも発生した場所や周囲の状態によって確認したい点が変わります。
まずはひび割れの位置、広がり方、近くに浮きや剥がれがないかを整理してから、必要な対応を考えることが大切です。
今回は、外壁のひび割れを見つけたときの見方と、対応を考える順序を紹介します。
ひび割れを見つけたときに見る変化
細さだけで結論を出さない
髪の毛のように細いひび割れは、表面の仕上げ材に生じることがあります。
ただし、細く見えるかどうかだけでは、ひび割れがどこまで達しているかや、補修が必要な時期までは判断できません。
発生している場所と向き
窓やドアの四隅、外壁の角、ベランダまわりなど、ひび割れがある場所を確認しましょう。
縦・横・斜めのどの方向に伸びているか、同じ場所に複数あるかも、状態を伝えるための手がかりになります。
ひび割れの両側に段差が見える、外壁がふくらんでいる、欠けた部分が落ちている場合は、触れずに早めに状態を確認してもらいましょう。
周辺に現れている変化
ひび割れの近くに、塗膜の浮きや剥がれ、汚れの筋、白い粉、外壁の欠けなどがないかを見ます。
室内側で雨染みや湿気が気になる場合も、外壁だけの問題と決めつけず、あわせて状況を伝えることが重要です。
変化した時期ときっかけ
以前からあったひび割れが広がったように見えるのか、地震や台風の後に初めて見つけたのかで、確認の優先順位は変わります。
同じ距離と明るさで写真を残しておくと、後から状態の変化を見比べやすくなります。
対応を考える前に整理したいこと
高所は無理に近づかない
2階部分や屋根に近い場所を確認するために、はしごへ上ったり、外壁を強く押したりするのは危険です。
地上から見える範囲を写真に残し、位置が分かるように記録するだけでも、点検時の説明に役立ちます。
自己補修で隠さない
表面を埋めれば見た目は整うことがありますが、ひび割れの原因や周囲の傷みまで分かるとは限りません。
補修材を使う前に、ひび割れが新しく生じたものか、広がっているものかを確認するほうが、必要な対応を考えやすくなります。
屋根からの雨水や配管など、外壁以外の部分が関わることもあるため、表面の見た目だけで原因を限定しないことも大切です。
点検で確認したい範囲
外壁の点検では、ひび割れだけでなく、塗膜、目地、外壁材の浮きや欠け、雨水が入りやすい箇所も確認します。
状態によっては表面の補修や塗装を検討することもありますが、傷みの範囲に応じて方法は変わります。
相談時に伝えたい情報
築年数、過去の塗装や補修の時期、気になり始めた時期、室内側で起きている変化を整理しておきましょう。
写真とあわせて伝えることで、見落としたくない場所を共有しやすくなります。
まとめ
外壁のひび割れは、見つけた瞬間に補修方法を決めるのではなく、場所や周囲の変化を確認することが先です。
細いひび割れでも、広がり方や発生箇所によって確認したい点は異なります。
高所は無理に確認せず、写真と状況を残したうえで、外壁全体を見てもらうと判断しやすくなります。
早めに状態を整理しておけば、必要な対応を落ち着いて検討できます。


