築15年の家の外壁の状況は？劣化状況と外壁塗装にかかる費用について解説

築15年を迎えた家にお住まいの方は、そろそろ外壁塗装工事をお考えだと思います。
一般的に、新築から8〜10年で一度外壁塗装が必要と言われているため、築10年頃には目立たなかった傷みが進行している恐れがあります。
外壁の劣化状況は、日頃のメンテナンスの頻度や気候によって異なり、症状ごとに適切な修繕が必要です。 今回は築15年の外壁における劣化の兆候や塗装にかかる費用の相場と費用計画の立て方について掘り下げていきます。
適切なメンテナンスを行い、愛着のある住まいをより長く美しく保ちましょう。

 

□築15年の家の外壁はどれほど劣化している？

 

外壁塗装を検討する際には、劣化の兆候を見逃さないことが重要です。
築15年の家ではあらゆる箇所が傷み、目に見えにくい傷みも進行している可能性があります。
主な劣化のサインを4つご紹介します。

 

1:色あせや変色

 

外壁の劣化が進むと、色あせや変色が発生します。
長期間紫外線や雨風の影響を受けるためです。
新築時の耐用年数にもよりますが、塗膜の保護機能が低下している可能性があります。
見た目だけの問題ではないため、早めに塗り替えましょう。

 

2:ひび割れや塗膜の剥がれ

 

外壁のひび割れや塗膜の剥がれは、塗料の劣化や構造的な問題を示しています。
これらの症状は、水分侵入のリスクを高め、建物の耐久性に影響を与えるため、速やかな対処が求められます。

 

3:カビやコケの発生

 

外壁にカビやコケが発生すると、外壁材の通気性が阻害されます。
湿度が高い環境で発生しやすく、外壁の見栄えが悪くなるだけではありません。
内部へ劣化が進行すると、腐食や健康被害などが発生する可能性があります。

 

4:雨漏りや湿気の増加

 

家の内部での雨漏りや湿気の増加は、外壁の防水機能が損なわれている証拠です。
居住空間の快適性を低下させるほか、建物の構造体への損傷を引き起こしている可能性があるため、迅速な修理が必要です。

以上4つの劣化状況をご紹介しましたが、その他にも劣化の症状はたくさんあります。
適切に見極め対処するためには、定期的な点検と、プロによる修繕と外壁塗装工事をすることが大切です。

 

□築15年の外壁塗装にかかる費用は？

 

外壁塗装にかかる費用は、家の大きさや塗装の範囲、使用する塗料の種類によって大きく変わります。
築15年の劣化部位の修繕費も発生するため、まずは一般的な外壁塗装工事の費用相場を把握しておきましょう。
相場を把握できたら、費用計画を立てます。
順を追って解説します。

 

1:費用相場の理解

 

戸建て住宅の外壁塗装の費用は、住宅の坪数に応じて大きく異なります。
例えば、10坪の住宅では約20万円から50万円、30坪では約60万円から100万円の費用がかかるとされています。
これは、塗装面積が広がるほど、より多くの材料と労力が必要となるためです。

 

2:坪数と塗装面積の関係

 

塗装面積は、一般的に、住宅の延床面積を1.2倍した数値で算出されます。
この計算でおよその塗装面積を把握し、費用見積もりを得られます。
しかしこの求め方では本来塗らない開口部など外壁以外の面積も含んでいるため、注意が必要です。

 

3:費用計画の立て方

 

外壁塗装を計画する際には、まず現在の外壁の状態を確認し、必要な塗装範囲を決めます。
次に、複数の業者から見積もりを取り、コストと施工内容を比較検討します。
比較する際、塗装面積が延床面積で求められている場合は要注意です。
値引きで安くなるように見えても、初めから高くなっている可能性があります。
弊社のように、実際に塗る面積をもとに作成された見積もりがあると、指標となるのでおすすめです。
修繕の経験数が多い会社なら、あらゆる劣化の修繕も安心して任せられますね。

塗料の品質や耐久性を考慮し、初期費用と長期的なメンテナンスコストのバランスを見ることも大切です。

 

□まとめ

 

築15年の家に見られる、劣化の兆候を4つご紹介しました。
色あせ、ひび割れ、カビやコケの発生、雨漏りや湿気増加などは劣化のサインです。
費用計画を立てる際には、住宅の大きさや塗装範囲、使用する塗料の種類を考慮し、長期的なコストも視野に入れましょう。
劣化を見逃さず、修繕を踏まえた塗装費用を把握して外壁塗装工事を計画しましょう。
築年数による劣化に適した施工のできる、経験豊富な業者に依頼することもポイントです。
見積りをとり、信頼できる会社を見つけてください。